貴景勝、20日から再休場 協会に診断書提出 大関の再休場は昭和以降で初

[ 2019年5月20日 11:40 ]

<夏場所・8日目>支度部屋を後にする貴景勝(撮影・西尾 大助)
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 19日の大相撲夏場所8日目から再出場した新大関・貴景勝(22=千賀ノ浦部屋)が20日の9日目から休場することになった。日本相撲協会に「右膝内側側副靱帯(じんたい)損傷、右骨骨挫傷で約3週間の治療期間を要する見込み」との診断書を提出した。大関の再出場は1951年春場所の汐ノ海以来、68年ぶりだったが、大関の再休場は昭和以降では初めてとなる。

 関取では貴景勝と同部屋の隆の勝が2019年初場所に十両で再休場している。右膝前十字じん帯損傷で3日目から休場。9日目に再出場したが、11日目から休んだ。幕内では2018年秋場所の旭大星(西前頭11枚目)以来。旭大星は右半月板損傷で4日目から休場。9日目に再出場したが、11日目から再休場となった。

 大関が1場所で2度の不戦敗となるのは、1956年秋場所の若ノ花(のちの横綱・初代若乃花)以来、63年ぶり。若ノ花は扁桃(へんとう)炎による高熱のため13日目から休場。千秋楽は再出場の予定だったが、当日になって症状が悪化したため、土俵に上がらずに1場所2度の不戦敗となっている。

 貴景勝の前師匠だった横綱・貴乃花は引退場所となった2003年初場所で、1場所2度の不戦敗となった。左肩負傷のため3日目から休場。5日目から再出場したが、4勝3敗1休となった8日目に引退を決意。3日目に続き、9日目も不戦敗となった。

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