豊田自動織機 無敗のデンソーを止めた 戸田中央総合病院は継投策決まる

[ 2019年5月20日 05:30 ]

豊田自動織機の海部(日本ソフトボール協会提供)
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 「第52回日本女子ソフトボールリーグ」(日本ソフトボール協会、日本女子ソフトボール機構主催)は19日、愛知・豊橋、群馬・前橋、徳島市の3会場で第4節の6試合を消化した。豊田自動織機は先発・海部栞菜(かんな)投手(26)の力投で開幕8連勝中だったデンソーに1―0と勝利。戸田中央総合病院も2投手の継投で投手戦を制し、5勝目をマークした。

 <豊田自動織機>先発の海部がストップ・ザ・デンソーの立役者になった。「相手打線はどこからでも本塁打が出るので、低めを意識した」。時折、10メートル以上の強風が吹く中、武器のライズボールを効果的に織り交ぜ、4回までノーヒット投球。5回先頭の山沢に初安打を許し、1死三塁でエスコベドの救援を仰いだものの、開幕8連勝の首位チーム、そして5勝無敗のフーバーに投げ勝った意味は大きい。

 <戸田中央総合病院>継投が決まり、元気のない日立を零封した。先発・五味は3回無失点。セオリーなら続投も、「ちょっと怪しい雰囲気になってきたので、流れを変えるために」(田上美和監督)と4回からテーラーを投入。助っ人右腕が4回無安打の完璧リリーフを見せ、打線は7回に敵失で決勝点を奪った。「うちは打てないので、守って勝つしかない」。5勝4敗と白星を先行させた指揮官は力強くうなずいた。

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