英莉花 師匠ジャンボゆかりの地で今季最高4位

[ 2019年5月20日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ほけんの窓口レディース最終日 ( 2019年5月19日    福岡県 福岡カンツリー倶楽部和白コース 6292ヤード、パー72 )

8番、アプローチショットを放つ原英莉花(撮影・中村達也)
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 20歳の“黄金世代”でジャンボ軍団の原英莉花(日本通運)が4バーディー、ノーボギーの68で回り、通算8アンダーでフィニッシュ。ツアー初勝利には届かなかったが、今季最高位タイの4位に入った。前日首位だったイ・ミニョン(29=韓国)は69とスコアを伸ばし、通算10アンダーで優勝。国内通算4勝目を挙げた。1打差の2位に上田桃子(32=かんぽ生命)と申ジエ(31=韓国)が並んだ。

 ジャンボ尾崎の愛弟子、原英が師匠ゆかりの福岡で躍動した。前半33でターンするとインは好ショットを連発。「10番からは全部パーオンして全て5メートル以内につけられた。いいプレーができた」。ピンをデッドに攻め、全ホールでチャンスをつくった。だがバーディーは11番だけ。「インも33で回れば優勝争いができると思った。でもパットの読みが合わなかった。悔しい」と唇をかんだ。それでも同世代の勝みなみと並ぶ4位。4月のKKT杯バンテリン・レディースに並ぶ今季最高位でフィニッシュした。

 福岡は尾崎将司がプロ野球の西鉄ライオンズ時代に本拠としたゆかりの場所。原英が18年に下部ツアーで初優勝したラシンク・ニンジニアRKBレディースも舞台は福岡だった。「ジャンボさんの知人も多くリラックスできるし、縁起がいい」。プロ入り2年目までで最高位の選手に与えられるベストルーキー賞(30万円)も勝と分け合った。いよいよ次はツアー初Vをつかむつもりだ。 

≪ミニョン4勝目「次はメジャー」≫上田、申ジエに並ばれた最終18番でイ・ミニョンがバーディーを奪い抜け出した。「プレーオフはやりたくなかった。微妙なラインだったが決められて鳥肌が立った」。3メートルの難しいパットを真ん中から沈めた。15年に腎臓がんの手術を受けたが不屈の闘志で復帰。17年から参戦する日本ツアーはこれが18年3月ダイキンオーキッド以来の4勝目、通算獲得賞金も2億円を突破した。今季賞金ランキングも15位から2位に浮上。「次はメジャーで勝ちたい。賞金女王?頑張ります」と笑顔だった。

 

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2019年5月20日のニュース