日本記録は好影響も悪影響もあり やり投げ2位北口「こんなに反響があるんだ」

[ 2019年5月20日 05:30 ]

陸上・セイコー・ゴールデングランプリ大阪 ( 2019年5月19日    ヤンマーフィールド長居 )

女子やり投げ 4投目の行方を見つめる北口榛花
Photo By 共同

 日本記録の影響力は想像以上だった。女子やり投げ2位の北口榛花(21=日大)は、この2週間、今までにない経験をしてきた。

 「近所の商店街に行けば、声をかけられ、この大会に来たら、子どもから大人までサインを求められました。今までなかったことです。日本記録を出したら、こんなに反響があるんだ。予想をしてなくて」

 木南道孝記念で64メートル36を出した。このヤンマーフィールド長居での日本新だった。

 周囲の変化は、もちろん、うれしい。アスリート冥利に尽きる。

 モチベーションを高めて競技へ。課題の前半。2投目に60メートルジャストを出したのが大きな収穫。「まあそこは良かったと思う」。ただし、その後に記録が伸びなかった。

 実は、この大会に向けての調整過程で、日本記録の反動が少なからず出ていた。「ずっとぐったりして疲労感が抜けなかった」。前戦後1週間前は、体を休めることに集中した。この日も万全とは言い難い。いつもはイメージ通りに使える上半身の動きが思うようにいかない。「体に力が入らず、腕を振り回しているだけだった」。修正も効かなかった。

 もう一つ悔しかったことがある。60メートル88を出した余玉珍(中国)に優勝を奪われたことだ。

 「同級生に負けて悔しいです」

 15年世界ユース選手権は、目玉選手だった相手が7位に沈み、自身は優勝の快挙を成し遂げた。今回が2度目の対戦だった。「対戦する機会があれば勝負していきたい」。やり投げ界のニューヒロインは、世界へと目を向けた。

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