第一人者・中村、決勝進出 大観衆前に「ダサいランできない」

[ 2019年4月21日 05:30 ]

自転車BMX フリースタイル・パークW杯第2日 ( 2019年4月20日    旧広島市民球場跡地 )

BMXフリースタイル・パーク男子準決勝で技を披露する中村輪夢
Photo By スポニチ

 FISE(エクストリーム・スポーツ国際フェスティバル)シリーズ第1戦を兼ねて行われ、新種目で実施される20年東京五輪を目指す男子の中村輪夢(りむ、17=ウイングアーク1st)が準決勝で87.87点の7位となり、21日の決勝に進んだ。女子の大池水杜(22=ビザビ)も4位で準決勝を突破。スケートボード・ストリートは佐川涼(19=クリスタルガイザー)が91.85点で制した。

 12人で争う決勝に駒を進めた中村が、安どの笑みを浮かべた。晴天で大勢の観客が見守る中、1本目に87・87点をマーク。「たくさんの人に見てもらっているんで、ダサいランはできないと思っていた」。今大会から20年東京五輪の出場権争いが本格化。日本には開催国枠があり、第一人者の中村の出場は有力だが、海外の強豪が集う中で好結果を出せば自信につながる。自転車とともに体も360度回る「360ダウンサイド・テールウィップ・トゥ・ターンダウン」を試合で初めて使ったが、完璧には成功できず。「明日(21日)は決めたい」と大技成功で上位を狙う。

続きを表示

2019年4月21日のニュース