英莉花、“お目覚め”2差5位 ジャンボ師匠助言でショット開眼

[ 2019年4月21日 05:30 ]

女子ゴルフツアー KKT杯バンテリン・レディース第2日 ( 2019年4月20日    熊本県 熊本空港CC=6428ヤード、パー72 )

18番、リカバリーショットを放った原英莉花(撮影・中村 達也)
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 21位から出た“黄金世代”の原英莉花(20=日本通運)が7バーディー、3ボギーの68をマークし、通算4アンダーで首位と2打差の5位に浮上した。師匠の尾崎将司(72=I.S.T)からの助言を胸に、逆転で初優勝を目指す。通算6アンダーの首位には6年目の大西葵(24=YKK AP)とイ・ソルラ(28=韓国)が並んだ。

 朝に弱い。午前8時30分スタートの原は、頭も体も起きていない状態だった。1番、2番と連続ボギー。ここで「これはイカン!」と目が覚めた。そこから7バーディーを奪取。68をマークした。

 「朝早めのスタートだといつも脳が起きていない感じがあって(苦笑い)。今はショットに迷いがなくて、凄くいい感じでプレーができています」

 ショットが好調。パー3で2つバーディーを奪った。8番で4メートルに寄せると、13番では7メートルにつけて伸ばす。「球が(フェースに)くっついてるというか、運べている」とうなずいた。

 好調の要因は先週のオープンウイークにあった。師匠で通算94勝を誇る尾崎将司の自宅兼練習場に出向いた。スイングの助言を受け「クラブが寝てしまう傾向があった。しっかり立てたまま、インパクトゾーンを長く保てるようになった」。ショットが改善し、今季初の1桁順位に入った。

 開催地・熊本には縁がある。尾崎のつながりで、一昨年に合宿を行った場所だ。「熊本でこの成績で最終日を迎えられてうれしい。頑張りたい」。今週は尾崎も今季初戦に臨んだが途中棄権した。師匠の分まで奮闘し、逆転での初優勝を届けるつもりだ。 

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2019年4月21日のニュース