福島千里 全体16位でヒヤヒヤ準決勝進出 頭抱え「いきなりどうしましょう…」

[ 2019年4月21日 17:36 ]

女子100メートル予選 6着でゴールし、厳しい表情の福島千里
Photo By 共同

 陸上のアジア選手権は21日、カタール・ドーハのハリーファ国際スタジアムで開幕した。女子100メートル予選1組は日本記録保持者の福島千里(30=セイコー)が全体16位となる11秒92で予選を通過。22日の準決勝に辛くも駒を進めた。

 ヒヤヒヤの予選突破だった。1組6着で本人も落選を覚悟したのか、ミックスゾーンでは開口一番「やり直しはきかない。いきなりどうしましょう…」と頭を抱えた。

 女子100メートルの4組目が終わり、タイムで準決勝進出が決定したものの、不安が払拭されたわけではない。18年ジャカルタ・アジア大会はアキレス腱痛で200メートルを棄権。その後も継続的な練習が積めなかったことが響いている。「圧倒的に練習量が足りないんじゃないですか。明らかに。天才ではないので練習していなくて、良いタイムが出るわけがない」と自己分析している。

 東京五輪へ向けてポイントを獲得するためにもアジア選手権は重要な大会だとは自覚している。「代表に選ばれて試合に合わせられなかったのは反省しないといけない。最終的には結果が全て。結果から目をそらすことはないです」と福島。崖っぷちの状況を走りで打破するしかない。

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2019年4月21日のニュース