出水田、1差3位 孔明師匠と“最終日最終組対決”実現

[ 2019年4月21日 05:30 ]

男子ゴルフツアー 東建ホームメイト・カップ 第3日 ( 2019年4月20日    三重県 東建多度CC名古屋=7081ヤード、パー71 )

17番でバーディーを決め、ギャラリーの声援に応える出水田大二郎(撮影・井垣 忠夫)
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 首位に2打差の4位から出た出水田大二郎(26=TOSS)が70とスコアをまとめ、首位に1打差の通算9アンダー、3位に浮上した。昨年8月のKBCオーガスタに続くツアー2勝目へ好機を迎えた。出水田らを従えるチーム孔明の総帥、小田孔明(40=プレナス)と米国のD・オー(38)が通算10アンダーで首位を並走している。

 いつかはと思っていた“総帥”との最終日最終組対決が開幕戦で実現する。小田を1打差で追う出水田が下克上を宣言した。

 「勝つことがひとつの恩返し。孔明さんから教わったことを形にしたい」。“前哨戦”となったこの日の16番ではグリーン右のラフから小田直伝の順回転のアプローチでチップイン。1組後ろの小田に成長の証となる大歓声を届けた。

 17年9月の東海クラシック練習日に鹿児島・樟南高の先輩、秋吉の紹介でチーム孔明入り。「このショットなら上に行けるよ」。14年の賞金王・小田のひと言が、12年のツアーデビューから5年間で11万円余しか稼げなかった24歳の若者に大きな自信を与えた。

 傘下に入った17年に賞金ランク66位で初シードを獲得し、翌18年には初優勝。そのお祝いに小田からサッカーの本田圭佑も愛用する高級時計ガガミラノを贈られた。平成最後の優勝の副賞に「もう一本」。総帥から一生の記念となる逸品をいただく。

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2019年4月21日のニュース