バックスが18年ぶりのシリーズ制覇に王手 ピストンズはプレーオフ通算13連敗

[ 2019年4月21日 14:53 ]

ピストンズのジャクソンとルーズボールを争うバックスのミドルトンら3選手(AP)
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 NBAは20日にプレーオフ1回戦の4試合を各地で行い、東地区1位のバックスは敵地デトロイトで8位ピストンズを119―103(前半67―54)で下して3戦全勝。2001年の東地区準決勝でホーネッツを4勝3敗で退けて以来、18年ぶりとなるプレーオフでのシリーズ制覇に王手をかけた。

 シーズンMVP候補のヤニス・アデトクンボ(24)はファウルトラブルで28分の出場(14得点+5反則)にとどまったが、球宴出場のクリス・ミドルトン(27)が20得点を稼ぎ、ブルック・ロペス(31)とエリック・ブレッドソー(29)がそれぞれ19得点を挙げるなど、先発のベテラン陣が踏ん張って勝利を収めた。

 ピストンズは右膝を痛めていたブレイク・グリフィン(30)が今プレーオフで初めて出場して27得点をマークしたものの3連敗。3戦合計のチーム得点では72点もの大差をつけられ、プレーオフでは2007年の東地区決勝第5戦以来(対セルティクス)、通算で13連敗を喫した。

 西地区4位のロケッツは敵地ソルトレイクシティーで5位ジャズを104―101(前半50―55)で振り切って3戦全勝。ジェームズ・ハーデン(29)は試合開始から第4Qの4分すぎにダンクを決めるまで15本連続でフィールドゴールを外したが、それでもチーム最多の22得点と10アシスト、6スティールをマーク。フリースローを16本中14本成功させ、勝負どころの第4Qで14得点を稼いでチームをけん引した。

 ジャズはハーデンに対し、利き手の左手側に体を寄せる“スペシャル・ディフェンス”で応戦。常に右側に動かせてシューティングのリズムを狂わせたがあと一歩及ばなかった。2季目のドノバン・ミッチェル(22)が34得点を記録したものの、レギュラーシーズンから通算でこのカードは4連敗。ホームでの第3戦でも流れを変えることができなかった。

 <その他の結果>

 ▼東地区=(3)76ers(3勝1敗)112―108(6)*ネッツ(1勝3敗)
 ▼西地区=(2)ナゲッツ(2勝2敗)117―103(7)*スパーズ(2勝2敗)

 *はホームチーム。数字は地区シード順

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2019年4月21日のニュース