【中嶋常幸 密着オーガスタ】“タイガー・ラック”起きるのもウッズらしさ

[ 2019年4月15日 05:30 ]

USPGAツアー マスターズ最終日 ( 2019年4月14日    米ジョージア州オーガスタ オーガスタ・ナショナルGC=7475ヤード、パー72 )

第3ラウンド、13番でティーショットを放つタイガー・ウッズ
Photo By 共同

 ウッズのパッティングを見ていて思うのは、ボールのカップへの入り方が凄く良くなったことだ。フックラインならカップの右側から、スライスラインなら左側から入っていく。ストロークに自信を持っていて、不安なところが本当に少ない。

 ショットも引き続きいい。ピンそば20センチにつけた7番の第2打、3メートルのイーグルチャンスに2オンした8番の3Wは素晴らしかった。それにこの日は運もあった。11番では第1打を右の林に曲げたが、打てるところに止まった。13番でも第1打を左クリーク方向に曲げたものの、木に当たって出てくる“タイガー・ラック”があった。そうしたことが起きるのもウッズらしかった。首位と2打差なら十分逆転圏内。最終日は序盤の6ホールまでをどう落ち着いてプレーできるかが鍵になる。特に5番は3日間いずれもボギーを叩いている。そこをどう乗り切るかが一つのポイントになるだろう。

 松山は18番のダブルボギーがもったいなかった。第2打が狙っていた所よりもほんの少し右に行って、バンカーにつかまった。あれが1メートル左だったらピンそばについていた。彼にすれば最後にバーディーを取って、少しでも追い上げたいという思いがあったはず。勝負を懸けた結果だから仕方がない。

 アマチュアの金谷も良かった。彼は同伴競技者のプレーを全く見ようとしないのが特徴。パットくらいはラインの参考にもなるので普通は見たりするが、彼は自分のイメージが惑わされないように一切見ない。人に左右されず自分のゴルフを貫く、そういうクレバーな面を持っている。東北福祉大の阿部監督の指導方法がいいのだろう。松山に続いてまたいい選手が出てきた。(プロゴルファー)

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