ウッズ 14年ぶりマスターズ制覇!最終日逆転「想像もしていなかった」

[ 2019年4月15日 05:31 ]

14年ぶりのマスターズ制覇を果たしたウッズ(AP)
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 ゴルフの祭典マスターズは14日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCで最終ラウンドが行われ2打差の2位から出たタイガー・ウッズ(43=米国)が70で回り、通算13アンダーの275で逆転優勝を果たした。米通算81勝目で、サム・スニードの持つ最多勝利数の82勝まであと1勝となった。

 赤のウェアと黒いズボンの“勝負服”で最終日最終組の戦いに臨んだ。15番パー5で2オンに成功し、バーディーを奪うと、首位で並んでいたモリナリがダブルボギーを叩いて逆転。続く16番パー3ではグリーンの傾斜を利用して、ピン手前30センチにつける“スーパーショット”で突き放した。

 最終18番では何重もの人垣が、スターの凱旋を待ち受けた。ウイニングパットを決めたウッズが両手を突き上げ雄たけびを上げると、地鳴りのような「タイガー・ロア(虎の吠え声)」がオーガスタ・ナショナルGCに響き渡った。「また第一線で優勝できるとは想像もしていなかった。本当にうれしい」。そう言って同じ赤いシャツを着た母親や子どもたち、恋人と抱き合い勝利を噛みしめた。

 マスターズでは05年以来14年ぶり5度目の優勝で、ゲーリー・プレーヤーの13年を抜くカムバック勝利。「カムバックを果たしてマスターズで優勝できるのは最高のこと」と喜びを口にした。18年にツアー選手権で5年ぶり優勝を果たして復活。そして、19年メジャー初戦を制した。再び“ウッズ時代”が到来したことを印象づける勝利となった。

 日本勢は25位で出た松山英樹(27=LEXUS)は72で通算3アンダーの32位、39位で出たアマチュアの金谷拓実(20=東北福祉大)は78で通算5オーバーの58位、50位で出た小平智(29=admiral)は76で通算6オーバーの61位だった。

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