宇野昌磨 世界初大技3A―4Tは転倒も…今季最終戦フリーで3位「来年につなげられる演技」

[ 2019年4月12日 20:54 ]

フィギュアスケート世界国別対抗戦 ( 2019年4月12日    マリンメッセ福岡 )

<世界フィギュアスケート国別対抗戦第2日>男子フリー、演技を終え苦笑いの宇野昌磨(撮影・小海途 良幹)
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 男子フリーが行われ、SP3位の宇野昌磨(21=トヨタ自動車)は189・46点で3位となり、合計では282・24点だった。

 宇野は演技冒頭で4回転フリップ―3回転トーループの連続ジャンプを決めてリズムをつかむと、その後も着実にジャンプを成功。後半には、成功すれば国際スケート連盟(ISU)公認大会で世界初となる3回転半(トリプルアクセル)―4回転トーループに挑んだが、これはトーループの着地で転倒した。

 演技を終えて「すごくきつかった」と振り返った宇野。大技挑戦については「チーム戦なのに…という思いもあったが、来年トップで戦えるようにも試合で挑戦させていただきました。結果としてはチームに貢献できない結果となったが、来年につなげられる演技になった」と満足げな表情を見せた。

 宇野はSPでは、4回転フリップ―3回転トーループの連続ジャンプが単発のフリップに終わるなどのミスが出て、自己ベストからは程遠い92・78点に終わった。それでも「挑戦はやめない」と話していた通り、フリーでは果敢に高難度のプログラムに挑み、今季最後の大会を締めくくった。

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