アマ金谷拓実 日本勢トップ44位スタート「しっかり上を見て上位でプレーを」

[ 2019年4月12日 10:45 ]

米男子ゴルフ マスターズ 第1日 ( 2019年4月11日    米ジョージア州オーガスタ オーガスタ・ナショナルGC=7475ヤード、パー72 )

マスターズ第1日、ガッツポーズの金谷拓実(AP) 
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 初出場の東北福祉大3年のアマチュア・金谷拓実(20)が、日本勢トップの44位で初日を終えた。1オーバーの73と予選圏内で回る健闘にも「まだ余裕がないですし、必死にやってこの結果です」と謙虚に振り返った。

 「緊張していた」と、1番のティーショットは左のベアグラウンドへ。それでも、残り190ヤードの第2打を7Iでグリーンに乗せて8メートルのバーディーパットを沈めた。2番パー5では第3打をピン右3メートルにつけて2連続バーディー発進。第5組目と早いスタートだったこともあり、2番終了時点で首位タイとしてリーダボード載る自身の名前を見つけ、「写真を撮りたいなと思っていました」と初々しく話した。

 東北福祉大の先輩にあたる松山英樹以来、2人目となる日本人アマのマスターズ出場。同大の阿部靖彦監督からは「我慢、忍耐だよ。それがオーガスタだからね」と言って送り出された。第1ラウンドを終えて、6人のアマチュアでは2位タイ。コースで見守った阿部監督は「想像以上の結果です」と目を細めた。

 先輩に続くローアマ獲得を目標に掲げる。第2ラウンドに向けて20歳は「明日は予選通過が気になるかなと思うが、しっかり上を見て上位でプレーをするという気持ちで頑張りたい」と力を込めた。

 ◆金谷 拓実(かなや・たくみ)1998年(平10)5月23日、広島県呉市生まれの20歳。5歳からゴルフを始め、広島国際学院高2、3年時に全国高校ゴルフ選手権春季大会連覇。15年には日本アマチュア選手権を17歳51日の史上最年少で制覇した。東北福祉大に進学し、17年日本オープン2位でローアマ。18年世界アマ2位。得意クラブはパター。プロ野球広島の大ファン。1メートル72、73キロ。

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