宇野SP3位 攻めの姿勢貫く「挑戦はやめない」

[ 2019年4月12日 05:30 ]

フィギュアスケート 世界国別対抗戦第1日 ( 2019年4月11日    福岡市・マリンメッセ福岡 )

男子SP、宇野の演技(撮影・小海途 良幹)
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 攻めの姿勢を貫いたからこそ、宇野は3位という結果を受け入れることができた。冒頭の4回転フリップに3回転トーループをつける連続ジャンプに挑もうとしたが、単発のフリップに終わった。ノーミスとはいかなかったが、「妥当な演技、妥当な結果だと思う」と汗を拭う。殻は破れなかったが、チャレンジ精神が成長への第一歩だった。

 優勝を狙った世界選手権は4位。平昌五輪銀メダリストは、成長への欲を隠さなくなった。12日のフリーでも「挑戦はやめない」。フリップ2回を含む4回転4発の攻めのプログラムを組み、国際連盟公認大会で決めれば世界初となる超大技トリプルアクセル―4回転トーループも「できればやりたい」と意欲を見せた。

 《刑事4回転決め4位》男子の田中が今季のSP自己最高点となる89.05点を出した。公式練習で失敗が続いていた最初の4回転サルコーを決め「やっとか、という感じ」と満足そうに話した。「失敗したくない。勢いよく」と吹っ切れ、4位でチームに貢献。口数は多くないタイプだが、応援席ではかぶりものをかぶって盛り上げ、きょう12日のフリーへ弾みをつけた。

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