NBAグリズリーズがフロント陣を更迭 ビッカースタッフ監督は解任 どうなる渡辺の今後?

[ 2019年4月12日 11:08 ]

解任となったグリズリーズのビッカースタッフ監督(AP)
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 NBAグリズリーズのロバート・ペラ・共同オーナーは11日、J・B・ビッカースタッフ監督(40)の解任を発表。併せてフロント陣の更迭も公表し、2007年から補強面で重要な役割を担ってきたクリス・ウォレスGMをスカウトに、ジョン・ホリンジャー副社長を相談役にそれぞれ降格させた。

 グリズリーズは2016年シーズンまで7季連続でプレーオフに進出したが、この2シーズンはポストシーズンを迎えることができず、今季は39勝43敗。ビッカースタッフ監督は前任のデビッド・フィズデール監督(現ニックス監督)のあとを受けて2017年11月に監督代行となり、今年の5月に正式に監督に就任していたが、この2シーズンの成績は48勝97敗に終わっていた。

 グリズリーズは昨季に28人の選手(ベンチ入りは13人)を起用。1シーズンとしてはリーグ史上最多記録となっていたが、故障者が続出した今年もまた28人の選手を起用し、その中には15試合に出場したルーキーの渡辺雄太(24)も含まれていた。後任の監督はまだ明らかにされていないが、ビジネス部門のトップを務めていたジェイソン・ウェクスラー氏が球団社長、GM補佐だったザック・クライマン氏が球団副社長に昇格。新監督の人選と今季在籍した選手の処遇をどうするのかが注目されるところだ。

 なお今季39勝43敗に終わり、13季連続でプレーオフ進出を逃したキングスも、3季目を迎えていたデビッド・イエーガー監督(45)を解任。19勝63敗に終わったキャバリアーズのラリー・ドリュー監督(61)はフロントに対して事実上の辞意を申し入れて受理されている。

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