アイスダンスの小松原&コレト フリー自己ベストの99・31点

[ 2019年4月12日 18:47 ]

フィギュアスケート世界国別対抗戦第2日 ( 2019年4月12日    マリンメッセ福岡 )

<世界国別対抗 アイスダンス>100点に迫る演技を見せた小松原美里・ティム・コレト(撮影・長久保 豊)
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 アイスダンスの小松原美里(26=倉敷FSC)、ティム・コレト(27=米国)組がフリー自己ベストの99・31点を出した。息の合った演技を終え、氷上でハグをした。小松原は「フルパワーで滑ろうと思っていた。脚にきていたけど、あきらめるかと思って最後まで(氷を)押していた。(フィニッシュ後は)本当に疲れた表情でした」と満足そうな表情を浮かべた。

 今季は、クラウドファインディングで活動資金を募った。「クラウド」は、自分たちの理念や情熱をインターネット上で発信し、思いに共感した人々から資金を募る仕組み。小松原の夫のコレトは「私たちに関心を持ってくれた方々のご支援のおかげで、全日本選手権、四大陸選手権、世界選手権へとつなげられた。(拠点の)岡山だとなかなか練習時間を取れないのですが、いただいた資金の一つ一つを、アイスタイムに使うことができました。みなさまのご支援があったからこそです。毎回の演技で、いただいたご支援以上の演技をしたいと心がけています」と支援者に深く感謝をした。

 世界選手権はリズムダンス(RD)21位で、20位がボーダーラインのフリーへ進めなかった。今回はRD、フリーともに最下位で世界との差はあるものの、小松原は「初めて両方思い切り滑れた。ものすごく糧になる。(来季へ)いい一歩が踏み出せたと思う」と前を向いた。

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