荒磯親方 地元茨城で春巡業参加へ ファンにあいさつ

[ 2019年4月12日 05:30 ]

荒磯親方
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 初場所で引退した元横綱・稀勢の里の荒磯親方(32)が地元茨城県で行われる春巡業に参加することになった。14日の常陸大宮市、29日の水戸市の2カ所で、勧進元(興行主)によると花束贈呈や荒磯親方のあいさつが行われる。

 引退した横綱は巡業で土俵入りを披露する「御礼奉公」を行うことがあり、今回は両市からも要望があった。だが、25カ所に及ぶ春巡業で、地元とはいえ、特定の場所だけで実施するのは難しいという理由から見送られていた。それでも来場を望む声が多く、地元ファンに引退を報告する場を設ける形となった。

 常陸大宮市、水戸市とも17年に春巡業を開催したが、稀勢の里は新横綱優勝を飾った同年春場所で左大胸筋などを負傷し、春巡業を全休した。現役での凱旋はかなわなかったが、両市にとっては待ちわびた帰郷となる。

 荒磯親方は地元ファンについて「苦しい時もつらい時も応援していただき、力になった」と話しており、当日は感謝の言葉を伝えるもようだ。

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2019年4月12日のニュース