松山、3連続ボギー発進もハーフ終了で2オーバー マスターズ

[ 2019年4月12日 05:30 ]

米男子ゴルフ マスターズ 第1日   ( 2019年4月11日    米ジョージア州オーガスタ オーガスタ・ナショナルGC=7475ヤード、パー72 )

第1ラウンド、1番でティーショットを放つ松山英樹
Photo By 共同

 ゴルフの祭典が開幕し、日本勢は4選手が出場した。松山英樹(27=LEXUS)は1番から3連続ボギーといきなりつまずいた。9番を終え1バーディー、3ボギーの2オーバー。アマチュアの金谷拓実(東北福祉大3年)は出だしの1、2番で連続バーディーと好発進も、12番を終えて1オーバー。10日には恒例のパー3コンテストが行われ、今平周吾(26=フリー)は婚約者の若松菜々恵さん(23)をキャディーに9ホールを回った。

 8度目のオーガスタは厳しい出だしとなった。注目の1番。フェアウエー右のバンカーを越えるには、300ヤード以上のキャリーが要求される中で、松山の第1打は右へ曲がり、「大きな穴」に吸い込まれた。深さのあるバンカーからの第2打はグリーン手前に届いたものの、傾斜で転がり花道へ。アプローチはカップ手前3メートルに寄せたが、パーパットを外した。2番も1打目がバンカーにつかまると、3打目も左手前のバンカーに打ち込み、4オン2パットで連続ボギー。3番も第1打を右の林へ打ち込んで3連続ボギー。後輩の金谷とは対照的な滑り出しとなった。

 前週に体調を崩した影響も心配されたが、10日の最終調整では何度も白い歯をこぼし、状態が上向いている様子が垣間見えた。小平とともに、名物の“アーメン・コーナー”の一角、13番パー5では右のベアグラウンドからの第2打を1・5メートルに寄せてイーグル。パトロン(観客)からの歓声を浴びた。前日に「(フラストレーションが)たまっている。あと1日でどうにかしたい」と話していた通り、開幕を前に復調したかに見えたが、やはりオーガスタは一筋縄ではいかなかった。

 それでも4番でパーセーブすると、今年から距離が495ヤードに延びた5番パー4では第2打をピン横70センチに寄せるスーパーショットで初バーディー。ただ、8番パー5でも第1打をバンカーに入れるなど、その後も1Wは乱調で、苦しい前半となった。

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2019年4月12日のニュース