張本 世界選手権大丈夫?3位決定戦で右手薬指痛めるも強行出場…

[ 2019年4月7日 15:28 ]

卓球・アジア杯最終日 ( 2019年4月7日    横浜文化体育館 )

男子3位決定戦の試合中に右手薬指の痛みを訴える張本智和(右)
Photo By 共同

 男子の張本智和(15=木下グループ)が、丹羽孝希(24=スヴェンソン)との3位決定戦で右手薬指の痛みを訴えた。4ゲーム目を落として1―3とされたところで、審判に治療のタイムを要求。ドクターと、男子日本代表の倉嶋洋介監督が張本の元に集まった。21日からは世界選手権(ハンガリー)がある。指揮官には棄権も選択肢だと言われたが「僕はやりたいです」と、強行出場を続け、2―4で敗れた。

 記者会見場には患部をアイシングして姿を見せた。3月末のカタールオープン準々決勝で敗れた翌日に痛みが表れたという。原因を聞かれると「試合中に緊張すると、ラケットを強く握る。病院に行っていないので分からないです」と説明。その後は、毎日、マッサージや電気治療を受けてきた。

 今大会に入ってからは前日までは「試合中はアドレナリンも出て違和感がなかった」というものの、この日は最初から異変を感じていた。通算3度目の対戦で初勝利した丹羽は「(ゲームカウント)3―1になった時に張本がケガをしたらしく、気を使いましたし、一撃で(攻撃に)来て普段の張本らしくなかった。ちょっと残念な終わり方でした」と複雑な気持ちを口にした。

 15歳のホープは、世界選手権に3種目出場する予定。「絶対に出て全力プレーをしたい」と気丈な姿勢を見せたものの、病院で診察を受けてからの判断となる。

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