大阪エヴェッサ 格下に完敗…一時6点差も反撃実らず

[ 2019年3月13日 23:14 ]

Bリーグ第27節   大阪エヴェッサ60―79ライジングゼファー福岡 ( 2019年3月13日    サンエイワーク住吉スポーツセンター )

 各地でリーグ戦が行われ、西地区4位の大阪は同地区最下位の福岡に60―79で敗れ、2連敗となった。第1Qに31点を奪われるなど前半は拙守が目立ち、格下に完敗。シーズン終盤までB1残留プレーオフ(PO)回避を目指して戦った昨季の失敗を繰り返さないためにも、早急な修正が必要だ。

 結果が最も重要な時期なのに、あまりにも惨めな1敗だった。強みであるはずの守備は崩壊し、前半だけで50失点。第3Qに一時は6点差まで詰め寄るも、反撃が遅すぎた。

 「もう(一番の敗因は)出だしですよね。試合が始まってすぐにスイッチを入れられていない。点差が広がればスコアばかりに気を取られ、予定していたプレーが遂行できなくなる」

 約1カ月ぶりのホーム戦を楽しみに駆けつけたブースター以上に、穂坂健祐ヘッドコーチ(HC)の表情に落胆の色があった。現在、全18チー厶中13位。下位4チームが戦うB1残留PO圏内ではないものの、決して安全圏ではない。現に福岡や滋賀など、大阪より下位のチームは補強期間いっぱいの2月末に新助っ人を補強。B1残留に向け、必死に戦っている。このような試合を続けていれば、いつ逆転されてもおかしくない。危機的な状況に、穂坂HCは「もう一度、初心に返って一戦必勝でやることを選手に伝えます」は語気を強めた。

 今季も残すところ15試合。昨季は最後の最後まで残留POの可能性を残しながらも、何とか踏みとどまった。もう、同じ失敗はゴメンだ。再び一致団結し、エヴェッサのバスケットを見せるしかない。

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2019年3月13日のニュース