東京五輪採用の新色畳 トレセンに導入を検討 柔道女子日本代表監督明かす

[ 2019年3月13日 12:10 ]

GSエカテリンブルク大会出発前に取材に応じる女子日本代表の増地克之監督
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 柔道女子日本代表の増地克之監督(48)が、20年東京五輪での採用予定の新色の畳を、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターに導入する計画があることを明かした。13日、グランドスラム(GS)エカテリンブルク大会(15~17日、ロシア)出発前に成田空港で取材に応じ、「(導入を)視野に入れている。練習の中で経験できればプラスになる」と話した。

 畳に関しては東京五輪開幕500日前の節目を迎えた12日、全日本柔道連盟が発表。場内がスカイブルー、場外が赤で、観客やテレビで見やすくするための配色となっている。来月の全日本選抜体重別選手権(6、7日、福岡)で初めて採用され、今夏の世界選手権東京大会(日本武道館)での採用も決定している。増地監督は「凄く見栄えがいい。斬新で、選手が戦う姿が映えるのではないか」と歓迎した。

 畳は中国のタイシャン社製。これまでの国際大会でも採用されているが、国内製の畳に比べ、若干滑りやすいという。現在、女子日本代表は寝技の強化に注力しており、実際に世界選手権などでも実績を挙げている。滑りやすい畳は寝技には影響があるといい、「抑えられる、というところで抑えきれない(恐れがある)」と警戒。対策には実体験が何よりも効果的なだけに「実際にやれれば非常にいい」と話した。

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2019年3月13日のニュース