八角理事長 辛勝の白鵬に「こういう風に勝っていくといい感じになる」

[ 2019年3月13日 19:48 ]

大相撲春場所4日目 ( 2019年3月13日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所4日目>大栄翔(右)を叩き込みで下した白鵬(撮影・坂田 高浩)
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 横綱・白鵬が大栄翔に押し込まれながらも土俵際で踏みとどまり、はたき込みで4連勝した。

 今場所は横審の不評を買った張り差しを封印していたが、勢いのある大栄翔の出足を止めるために張ってから差しにいった。しかし、相手の前に出る力に徐々に後退。それでも最後は反射神経の良さで俵の上で残った。

 館内の役員室で見守った八角理事長(元横綱・北勝海)はヒヤリとした一番のように見えたが?という質問に「いや、残っていたからね。こういう風に勝っていくと、いい感じになっていく」と印象を語った。

 また、大関獲りを狙う貴景勝が自身の弟子の北勝富士を下した相撲についても「(昨日初黒星を喫していたから)きょうの相撲は大事だった」と評価した。取組は北勝富士が貴景勝の出足を止め、のど輪で押し込む場面もあった。だが、最後に我慢し切れずにはたいて、逆に攻め込まれ引き落としで敗れた。「あれが稽古の差。(北勝富士が)はたきにいったのは自信のなさ」と厳しく指摘していた。

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2019年3月13日のニュース