サンズが連敗を17で阻止 44日ぶりの白星 ロケッツ・ハーデンの連続記録はストップ

[ 2019年2月26日 15:26 ]

ヒートのリチャードソンのマークにあうサンズのブッカー(AP)
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 NBAは25日に各地で11試合を行い、低迷するサンズが敵地マイアミでヒートに124―121(前半52―63)で競り勝って12勝50敗。チーム・ワーストとなっていた連敗を17でくい止め、1月12日のナゲッツ戦(102―93)以来、44日ぶりに白星を挙げた。

 サンズは得点源のデビン・ブッカー(22)が20得点を挙げれば、対戦相手だったヒートからトレードで獲得したタイラー・ジョンソン(26)も18得点を記録。ドラフト全体トップで指名したセンター、ディアンドレ・エイトン(20)も14得点と10リバウンドを稼いでトンネルを脱出した。

 この日は第3Q終了時点で3点差のビハインド。追いかける形でロードゲームの第4Qを迎えたケースでサンズは過去42連敗だったが、この不名誉な記録にも終止符を打った。

 サンズ同様に不振にあえいでいるニックスは14日に連敗を18で止めたばかり。この日サンズが負けていれば、37シーズンぶりに18連敗以上のチームが複数誕生することになっただけに、その“悪夢”も消滅する結果となった。

 ヒートは3連敗で26勝33敗。ハッサン・ホワイトサイド(29)が29得点、11リバウンド、ケリー・オリニク(27)が28得点と10リバウンドを記録したが、ホームでは今季2度目の6連敗となった。

 ロケッツは地元ヒューストンでホークスを119―111(前半60―60)で退けて35勝25敗。しかしジェームズ・ハーデン(29)は28得点に終わり、昨年12月13日のレイカーズ戦から続いていた30得点以上の連続記録は歴代2位の32試合でピリオドを打った。

 ホークスは20勝31敗。新人ガードのトレイ・ヤング(20)が8本の3点シュートなどで自己最多の36得点を稼いだが、ここ4戦で3敗目を喫した。

 レイカーズのレブロン・ジェームズ(34)は敵地メンフィスでのグリズリーズ戦で24得点、12リバウンド、11アシストを記録して今季6回目のトリプルダブルを達成。前日までアンドレ・ミラー(元ナゲッツほか)と並んでいた通算アシスト数は8535となって歴代単独の10位となった。ジェームズは通算得点(3万2162)でも歴代5位に入っており、両部門でトップ10入りしたのはNBA史上初めての出来事となった。

 ただし試合は105―110(前半56―61)で敗れて29勝31敗。ここ5戦では4敗目となり、昨年11月4日(4勝6敗)以来の借金「2」となってしまった。

 グリズリーズは24勝38敗。マイク・コンリー(31)が30得点を稼ぎ、チームの連敗を4で阻止した。

 なお東地区全体1位のバックスは大黒柱のヤニス・アデトクンボ(z24)を膝の故障で欠きながらもブルズを下して5連勝。西地区全体4位のトレイルブレイザーズはキャバリアーズに勝って4連勝を飾っている。

 <その他の結果>

ウォリアーズ(43勝17敗)121―110*ホーネッツ(28勝32敗)

トレイルブレイザーズ(37勝23敗)123―110*キャバリアーズ(14勝47敗)

*ピストンズ(29勝30敗)113―109ペイサーズ(40勝21敗)

*ネッツ(32勝30敗)101―85スパーズ(33勝29敗)

バックス(46勝14敗)117―106*ブルズ(16勝45敗)

*ティンバーウルブス(29勝31敗)112―105キングス(31勝29敗)

76ers(39勝22敗)111―110*ペリカンズ(27勝35敗)

*クリッパーズ(34勝28敗)121―112マーベリクス(26勝34敗)

 *はホームチーム

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