チャレンジ杯男子Vの山本草太が帰国 来季に向け「新しい技も習得していかないと」

[ 2019年2月26日 11:38 ]

フィギュアスケート・チャレンジ杯を終えて帰国した山本草太
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 フィギュアスケート・チャレンジ杯(オランダ・ハーグ)の男子で優勝を果たした山本草太(19=中京大)が26日、成田空港に帰国した。「久しぶりに練習を積んで試合に臨めた。悔しい思いをしないために頑張れたので、よかった」と語り、「1つ1つ大事にしてきたけど、なかなか結果を出せずに悔しい思いもたくさんしてきた。この試合で練習したことを出せたのはうれしかった。少しは自信にしてもいいのかなと思えた」と実感を込めた。

 今シーズンは昨年11月のGPシリーズNHK杯に出場。締めのチャレンジ杯でタイトルを獲得した。16年3月の世界ジュニア直前にトリプルアクセルで転倒して右足首を骨折。3度の手術からの完全復活を復活を印象づけた。「とりあえず無事に終われた。来シーズンもこのような形で結果を求めて頑張っていけたら」と前を見据え「もう少し大きな舞台に出て、結果を出したいと思っている。もっともっと今の演技の完成度を上げたり、新しい技も習得していかないといけない」と明かした。来季に向けてトーループだけでなく、4回転ジャンプのバリエーションを増やす考えだ。

 オフシーズンはどう過ごすのか。「曲も変わっていくと思う。振り付けがちょっと遅くなって5月くらいになると思う。それまでに体力を落とさないように。新しい動作だったり、できそうなことがあれば取り組んでいきたい」と青写真を話す。新プログラムの選曲については「まだ決まっていない。これから探していく」とし「周りの人から“違う一面も見たい”と言われますけど…。まだ分からないですね」と苦笑いだった。

 4回転ジャンプの練習アプローチについては「トーループはオランダに行くまで結構、自分比では回数を増やして、プログラムにはまるまで練習していた。数も増えた。しっかり集中すれば大丈夫で結果もついてきたので、このような感じでやりたい」と手応えをつかんだ様子だった。

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