稀勢の里 進退懸かる初場所へ「全力を尽くす」

[ 2019年1月12日 12:00 ]

土俵祭に臨んだ(左から)白鵬、稀勢の里、鶴竜(撮影・郡司 修)
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 13日に初日を迎える大相撲初場所(両国国技館)を前に、12日は15日間の安全を祈願する土俵祭りが行われ、八角理事長(元横綱・北勝海)や三役以上の力士が参加した。進退の懸かる横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)は「ここからという気持ちがある。またいい年にしたい。全力を尽くす」と新年最初の場所に向けて意気込んだ。

 自身初の一人横綱となった昨年九州場所では、横綱で87年ぶりに初日から4連敗(不戦敗を除く)を喫し、横綱在位11場所で9度目の休場となった。場所後の横綱審議委員会では、史上初の「激励」の決議を受けた。後のない状況となった中、初日は12場所連続三役在位の小結・御嶽海と対戦する。「(初日だけでなく)全部大事になってくる。しっかり流れをつくっていきたい」と誓った。

 今場所は3横綱に加え、上位陣が全て初日の土俵に立つ。逆境の中で存在感を示すチャンスでもある。「やれることをしっかりやって、力を出していく。集中してやっていきたい」と持てる力を全て出し切ることを目指していく。

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2019年1月12日のニュース