【箱根駅伝】東洋大往路V2 酒井監督「理想の展開」 総合優勝へ「気抜けない」

[ 2019年1月2日 13:57 ]

<箱根駅伝往路小田原中継所>田中(右)にたすきを渡した東洋大・相沢(撮影・島崎忠彦)
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 第95回東京箱根間往復大学駅伝第1日は2日午前8時、東京・大手町をスタート。往路は神奈川県箱根町までの5区間、107・5キロで行われ、東洋大が5時間26分31秒の往路新記録で2年連続7回目の優勝を果たした。5年ぶりの総合優勝を目指し、3日の復路に臨む。歴代2位タイとなる箱根5連覇と学生3大駅伝3冠の“ダブル偉業”を狙う王者・青学大はまさかの6位に終わり、2年ぶりの往路優勝はならなかった。

 去年の記録を上回る往路新記録に酒井俊幸監督は「今年はさらに気象、コンディションもよく、5人がベストの走りをしてくれた。さまざまなことがありながら、内面も走力も成長できたことが証明できたことがうれしい」と感無量。

 「序盤、(1区の)西山の区間賞から始まり、プラン通りの展開だった。3区で青学大の森田くんが区間新記録で(逆転され)、ちょっと参ったな…と思ったんですが、4区の相澤が区間新記録で流れを戻しましたので、理想の展開だったと思います」と振り返り、「(2位の東海大と1分14秒差)まだ気の抜ける差ではない。6区、7区と主導権を取れる展開にしていきたい」と5年ぶりの総合優勝へ意気込んだ。

 4区で区間新記録を大幅に更新する激走を見せた相澤晃(3年)は「狙っていった区間新だった」としてやったり。2年連続で往路のフィニッシュテープを切った5区の田中龍誠(2年)も「今年は後ろとの差を保ってゴールできた」と充実感をにじませていた。

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2019年1月2日のニュース