ラグビーW杯イヤー “生ける伝説”ダン・カーター 日本代表かく語りき

[ 2019年1月2日 05:30 ]

9月20日・日本代表―ロシア代表(味の素)で開幕

カタカナで名前を書いたカーター。英語で「2019年W杯でのオールブラックスの優勝を日本でくつろいで楽しみながら見させてもらうよ」としたためた
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 いよいよラグビーW杯イヤーが始まる。日本初、アジア初開催の4年に1度の祭典が、9月20日の日本代表―ロシア代表(味の素)でスタートする。初の8強を目指すジャパンの注目選手を、神戸製鋼のSOダン・カーター(36=ニュージーランド)が紹介。実際に戦った経験をもとにして、その選手のプレーの注目ポイントを語った。W杯優勝2度、ワールドラグビーの年間最優秀選手3度受賞の“生きる伝説”が感じる「ブレイブブロッサムズ(勇敢な桜)」のメンバーの特徴とは?今季の神戸製鋼の復活Vの立役者でもある世界的スター選手が届けるぜいたくな企画。2019年も、ラグビーはスポニチにお任せあれ。(取材・構成 倉世古 洋平)

 【カーターが語る展望】日本がベスト8入りをしてほしいと思うけど、かなりタフな戦いになるだろう。プール内は、強豪ばかりだからだ。とはいえ、日本はどんなチームも倒せる力を秘めているということを、前回大会で証明した。なにせ、優勝経験がある南アフリカに勝利したのだからね。自国開催だから、さらに特別な力を引き出せる可能性もある。実際に日本でプレーをして、予想よりもレベルが高いと感じた。サンウルブズがスーパーラグビーに参戦している効果もあって、国際クラスの選手が増えているのは確かだ。あとは、精神面。ホームの声援を重圧と感じたり、神経質になればマイナスになる。チャレンジ精神で挑むことが重要になる。

 ◇ダン・カーター 1982年3月5日生まれ、ニュージーランド・カンタベリー州リーストン出身の36歳。同国の名門クルセイダーズで長く活躍。フランスのラシン92から今季神戸製鋼に加入。W杯出場4回。同国代表112キャップ。15年限りで代表引退。テストマッチ1598得点は世界最多記録。1メートル78、96キロ。

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2019年1月2日のニュース