【箱根駅伝1区】大東大・新井が魂のたすきリレー 転倒アクシデント乗り越え激走

[ 2019年1月2日 09:13 ]

<箱根駅伝往路1区>東京タワーと増上寺の前を駆け抜ける大東大・新井(撮影・三島 英忠)
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 第95回東京箱根間往復大学駅伝第1日は2日午前8時、東京・大手町をスタート。各校のスピード自慢が起用された1区で、名門・大東大にいきなりアクシデントが発生した。

 スタート直後、集団の中央あたりを走っていた大東大の新井康平(4年)が転倒。苦し気な表情をしながらなんとか集団に食らいついていたが、それでも、徐々に遅れ出すと、その後は苦悶の表情を足を引きずりながら懸命に前に足を出し続けた。

 時折蛇行する場面もありながら、最後はペースを上げる意地の走り。トップから8分40秒遅れの最後のたすきリレーとなったが、その懸命の姿に沿道から大声援が沸き上がった。

 涙の新井から、たすきを受けた2区の川澄克弥(3年)が懸命に前を追ったが、上位が続々と3区の中継所に流れ込む中、先頭から10分が経過したところで無念の繰り上げスタートとなった。

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