【箱根駅伝2区】順大・塩尻、花の2区で鮮やか10人抜き「駅伝は大学を背負う責任感というのがある」

[ 2019年1月2日 11:39 ]

第95回箱根駅伝往路 ( 2019年1月2日    東京・大手町~神奈川・箱根町 )

<箱根駅伝・鶴見中継所>順大・沢藤響(右)を労い走り出す塩尻和也(撮影・小海途 良幹)
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 2016年リオデジャネイロ五輪男子3000メートル障害日本代表の順大・塩尻和也(4年)がエース区間の2区(鶴見〜戸塚)で同区の日本人最高記録となる1時間6分45秒をマーク。1999年の三代直樹(順大)の記録を20年ぶりに1秒更新した。

 4年連続で2区にエントリーされた塩尻は19位からスタート。「例年後半に失速しているので前半にペースを上げすぎないように意識した」と話したように、本領を発揮したのは後半。17キロ地点で留学生のデレセ(拓大)を抜き、18キロでも2人をかわすなど鮮やかな10人抜きで、9位まで順位を上げた。

 区間賞は13人抜きを演じて区間歴代2位の1時間6分18秒をマークした日大のワンブイに譲ったが、「4年間走って一番のタイムが出たのでよかった」とさわやかな笑み。「トラックと違って駅伝は大学を背負う責任感というのがある」と話し、20年東京五輪へ「5000メートル、1万メートル、3000メートル障害のどれかで出場権を取れれば。その上で、前回は予選落ちだったので決勝に残れれば」と決意表明した。

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2019年1月2日のニュース