ラムズ 壮絶な点の取り合い制し10勝一番乗り チーフスとの「1敗対決」制してホーム6戦全勝

[ 2018年11月20日 14:51 ]

ファンの歓声に応えるラムズのQBゴフ(AP)
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 NFLは19日、ロサンゼルスで第11週の残り1試合を行い、地元のラムズが54―51(前半23―23)でチーフスに競り勝って10勝一番乗り。同点2回、逆転6回という大激戦で、第4Qだけでリードするチームが4回も代わるという試合を制して1敗を守った。

 この一戦はもともとメキシコシティーのアステカスタジアムで開催される予定だったが芝の状態が悪く、急きょラムズの本拠地でもあるロサンゼルスのメモリアル・スタジアムに変更。ラムズは地元では強く、今季はホームでの6戦すべてに白星を挙げた。

 試合は大接戦。ラムズは第3Qの終盤に10点のリードを奪ったが、第4Qの残り2分50秒にTDパスを許して47―51と土壇場で4点を追う展開となった。しかもすでにタイムアウトを使い切っている状況。それでも快進撃を支える3季目のQBジャレッド・ゴフ(24)がここで踏ん張った。

 残り1分56秒、ゴフはTEジェラルド・エバレット(24)にこの日2つ目のTDパス(40ヤード)を通して再逆転。わずか6回のプレーで75ヤードを前進するというムダのない効率的なパスさばきで試合をひっくり返した。

 このあと2度、チーフスに攻撃権を与えてしまうが、今度は守備陣が奮起。この日、ファンブルリカバーなどで2つのTDをマークしていたLBサムソン・エブーカム(23)とCBラマーカス・ジョイナー(27)が、いずれもチーフスのQBパトリック・マホームズ(23)のパスをインターセプトして相手の反撃の芽を摘み取った。

 ゴフは5度のサックを浴びながらも49回中31回のパスを通して413ヤードと4TD、さらにランでもTDを1つマークしてチームの勝利に貢献した。

 一方、チーフスの連勝は4で止まって9勝2敗。2季目のQBマホームズは46回中33回のパス成功で自己最多の478ヤードと自己記録に並ぶ6つのTDパスをマークしたが、インターセプトは3回、ファンブルからは2度もTDを許すなど、ラムズ守備陣の圧力に屈した形となった。

 これで第11週を終了して1敗を堅持しているのはともにNFCに所属しているラムズとセインツ(9勝1敗)の2チーム。チーフスは2敗目を喫したとは言え、AFC全体では最高勝率を守っている。

 なお両軍合計105点は今季リーグ最多。マンデーナイトの一戦で両チームが50点以上をともに記録したのは史上初めてとなった。

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