スポーツ庁「対外試合出場に学業成績基準制度」導入、両立促す

[ 2018年11月20日 05:30 ]

 スポーツ庁は19日、全米大学体育協会(NCAA)を参考にした大学スポーツの新たな統括組織「大学スポーツ協会(UNIVAS)」の設立準備委員会の第3回会合を開き、学生アスリートの学業との両立を促すため、対外試合に出場できる学業成績の基準を設ける制度の導入案を了承した。基準に満たない学生は出場停止の措置を取る。22年度からの適用を目指す。

 こうした学生には大学が主導して学習を支援し、学業と競技を両立する模範的な学生を表彰する制度も設ける方針。だが厳しい対応だけに出席した大学や学生競技連盟(学連)からは、制度の運用面に疑問の声も上がり、来春までのUNIVASのスタートに不安を残した。

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2018年11月20日のニュース