同大 現行リーグ戦初の無得点、開幕連敗 大学選手権もピンチ

[ 2018年10月15日 06:20 ]

<天理大・同大>後半、突進する同大・橋本(撮影・後藤 大輝)
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 ラグビーの関西大学リーグ戦は14日、4試合が行われ、同大は1964年のリーグ8校制になってから初めてとなる無得点で、天理大に0―59で大敗した。開幕2連敗で優勝は絶望的。3位以上が進む全国大学選手権も、崖っぷちに立たされた。V候補の天理大のほか、京産大、立命大、関学大が2連勝とした。

 勝利の糸口はどこにあったのか。探すのが難しいほど、同大は叩きのめされた。

 「天理に(密集に)人数をかけさせられず、守備の枚数がいつもそろっていた。攻めるスペースがなかった」

 CTB山口主将は肩を落とした。天理大のゴールラインを脅かしたのは、前半10分からの約5分間だけ。関東勢を含めた夏の5試合で、1試合平均54点を挙げた自慢のアタックがまさかの無得点に終わった。0点は、現行のリーグ戦になってから初の屈辱だ。

 「相手が強かった。何年もかけて積み上げたものの差は大きい」

 萩井好次監督の声も沈んだ。接点、スクラム、モール。体をぶつける局面で劣勢になり、自慢のバックスを生かす術がなかった。

 京産大、天理大に連敗。3位以上が進む全国大学選手権へ、もう1敗もできない状況になった。仮に、昨年に続いて2年連続で全国を逃すとなれば、チーム初となる。「下を向いている時間はない。チームの真価が問われている」と山口主将。強い名門の姿を、ファンは待っている。

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2018年10月15日のニュース