宮原 組手女子50キロ級V、攻撃緩めず「気持ち強く持てた」

[ 2018年10月15日 05:30 ]

空手 プレミアリーグ最終戦東京大会最終日 ( 2018年10月14日    東京武道館 )

空手プレミアリーグ最終日 女子組手50キロ級決勝でスペイン選手(左)を破り優勝した宮原
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 各決勝が行われ、組手女子50キロ級で宮原美穂(22=帝京大)がスペイン選手を5―2で下して優勝した。現在首位を走る20年東京五輪のポイント争いでも2位との差を広げた。同68キロ超級の植草歩(26=JAL)はフランス選手に敗れて準優勝だった。形個人では男子の喜友名諒(28=劉衛流龍鳳館)、女子の清水希容(24=ミキハウス)がともに優勝し、11月の世界選手権(マドリード)へ弾みをつけた。

 宮原が最後まで攻撃の手を緩めず頂点に立った。ポイントをリードすると守りに入る悪癖があったが、前に出続け「気持ちを強く持てた」と振り返った。2年前に練習中にカウンターを食らって「おでこが割れた」アクシデント以来、試合で出せなかった中段突きでもポイントを奪い「練習の成果が出た」と納得顔。普段の練習では植草とも組み合う女子最軽量級の星は世界選手権に向け「2年前(準優勝)は悔しい思いをした。今年は攻めの組手で優勝したい」と初の世界一へ気持ちを高めていた。

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2018年10月15日のニュース