中田ジャパン セルビアに完敗…メダル危機 15日イタリア戦

[ 2018年10月15日 05:30 ]

バレーボール女子世界選手権第11日 ( 2018年10月14日    名古屋市・ガイシプラザ )

<日本・セルビア>第3セット、ポイントを奪われた日本
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 世界ランク6位の日本は同3位セルビアに0―3のストレートで敗れ、3次リーグの大事な初戦を落とした。日本は第1セット終盤に5連続得点で追い上げを見せたが19―25で奪われると、第2セットは18―25、第3セットも23―25で敗れた。日本はサウスポーエースの長岡望悠(27=久光製薬)が孤軍奮闘したが、及ばなかった。日本は15日、同7位のイタリアと対戦する。

 欧州最強国のセルビアにリベンジを許し、崖っ縁に立たされた。2次リーグで3―1と快勝した相手からキツいしっぺ返しを食らい、目標のメダル獲得へ残り1戦での勝利が絶対条件となった。

 平均身長で日本を10センチ上回るセルビアは高さだけではなくレシーブ力も一級品。日本のスパイクがことごとく拾われ、逆に何度も決定打を浴びた。中田監督は「流れが来た場面はあったが、点につなげられないのは課題」と頭を抱えた。

 15日に対戦するイタリアは9戦全勝と絶好調。厳しい相手だが1勝1敗に持ち込めば最終日の結果次第で準決勝進出も見えてくる。チーム最多10得点を挙げた長岡は「拾ってつないで決めきってという日本らしい戦いで勝ちたい」とまだメダルは諦めていない。

 ▽3次リーグ突破条件 3チームずつ2組に分かれて行われ、各組上位2チームが準決勝に進出。最下位のチームが5位決定戦に回る。勝ち点で並んだ場合はセット率、得失点率差で順位を決める。

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