輪島さん通夜 田淵氏ら500人参列、土俵模した祭壇で天国へ

[ 2018年10月15日 05:30 ]

土俵を模した輪島さんの祭壇(撮影・尾崎 有希)
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 8日に下咽頭がんと肺がんの影響による衰弱のため、70歳で死去した大相撲の第54代横綱・輪島の輪島大士(本名輪島博=わじま・ひろし)さんの通夜が14日、都内の青山葬儀所で営まれた。土俵を模した祭壇に、朱色の棺と土俵入りの写真が飾られ、約500人の弔問客が足を運んだ。輪島さんと家族ぐるみの付き合いだった元横綱・若乃花の花田虎上さんは幼少期に「輪島ちゃん」と呼んでいたそうで、「僕は笑顔の輪島さんしか知らない。悲しい」と複雑な表情を浮かべた。

 輪島さんが横綱時代に付け人を務めた日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱・大乃国)は「よく歌わされました。歌うと横綱がご機嫌になった」と当時を述懐し、スポニチ本紙野球評論家の田淵幸一氏は「本当の親友だった」と声を絞り出した。15日に同会場で告別式が行われる。

 ◇主な参列者 五木ひろし、幕内・輝、勝俣州和、木梨憲武、グレート小鹿、関口宏、松浪健四郎、元横綱・三重ノ海、輪島功一(敬称略、順不同)

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