高橋 女子の部初優勝「うれしい」、トライアスロン日本選手権

[ 2018年10月15日 05:30 ]

トライアスロン日本選手権 1時間59分50秒で女子初優勝の高橋
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 トライアスロンの日本選手権は14日、東京・お台場海浜公園で開催され、女子の部は高橋侑子(27=富士通)が1時間59分50秒で初優勝した。バイクを終えた時点で先頭集団は5人。高橋は2・5キロを4周するランの3周目でギアを上げて抜け出すと、そのまま逃げ切った。1月の走行距離が350キロに達するなど月間走行距離は昨年比で約50キロ増。走力アップに努めてきた成果が出た。

 16年リオ五輪の代表入りを逃した。20年東京五輪を見据え16年末から活動拠点を米サンディエゴに移し、海外のレースを転戦。日本選手権では初めて表彰台に立った12年から2位4回、3位2回とあと一歩で頂点を逃してきただけに「素直にうれしい。ランで余裕を持って走れていた。周り(の選手)はきつそうだったので、いけると思った」と振り返った。

 ≪男子北條も初≫男子は競技歴4年の北條巧(22=日体大)が初優勝した。7人の先頭集団でバイクを終えるとランに入った直後に一気に加速。その後は独り旅となり、1時間46分37秒でフィニッシュした。過去11度の優勝を誇り“お台場男”と称された田山寛豪氏(36)が昨年大会の優勝を最後に現役引退。22歳の金髪が後継者候補となったが「お台場男というより世界で戦える男になりたい。東京五輪で8位以内に入ることを目標に頑張りたい」と力を込めた。

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