ラムズが17年ぶりの開幕6連勝 チーフスは7戦目で初黒星 ペイトリオッツは劇的な勝利

[ 2018年10月15日 12:49 ]

大活躍を見せたラムズのQBガーリー(AP)
Photo By AP

 NFLは27日、各地で第6週の13試合を行い、ラムズは敵地デンバー(コロラド州)でブロンコスを23―20(前半13―3)で下し、スーパーボウルに出場した2001年以来の開幕6連勝。4季目を迎えたエースRBトッド・ガーリー(24)が28回のキャリーで自己最多の208ヤードを獲得し、2つのTDも記録して勝利に貢献した。

 ブロンコスは2勝4敗。QBケース・キーナム(30)は322ヤードを稼いで2つのTDパスをマークしたものの、チームは4連敗となった。

 ラムズと同じく本拠をロサンゼルスに置いているチャージャーズは敵地クリーブランド(オハイオ州)でブラウンズを38―14(前半21―6)で退けて4勝2敗。2015年のドラフトでラムズのガーリーの5つ後ろとなる全体15番目に指名された同期生、RBメルビン・ゴードン(25)が18回のキャリーで132ヤードと3TDをマークしてチームの3連勝に貢献した。

 昨季16戦全敗だったブラウンズは2勝3敗1分け。ドラフト全体トップで指名されたQBベイカー・メイフィールド(23)は3回目の先発となったが、46回のパス試投で成功は22回にとどまり、238ヤードと1TD(被インターセプトは2回)に終わった。

 3季連続のスーパーボウル出場を目指すペイトリオッツは地元フォックスボロ(マサチューセッツ州)で好調チーフスに43―40(前半24―9)で競り勝って4勝2敗。40―40で迎えた第4Qの終了直前、スティーブン・ゴスカウスキー(34)が28ヤードのFGを成功させて試合を決めた。

 AFCの覇権を争うライバル同士の試合は第4Qに入って激動。26―30と4点を追っていたチーフスは新人のトレモン・スミス(22)のキックオフからの97ヤード・リターンで流れを変え、6分22秒にQBパトリック・マホームズ(23)がRBタイリーク・ヒル(24)に1ヤードのTDパスを通して3点をリードした。

 これに対してペイトリオッツは9分35秒、QBトム・ブレイディー(41)が残り4ヤードを自ら突破して再逆転。ブレイディーのランによるTDは通算19回目となった。

 ペイトリオッツはこのあと・ゴスカウスキーが50ヤードのFGを決めて40―33。しかしチーフスはQBマホームズが直後のドライブの最初の攻撃でヒルに75ヤードのTDパスを通して同点に追いつき、残り3分3秒で試合は振り出しに戻った。

 それでもブレイディーは冷静にパスをつなぎ、残り3秒からのプレーでゴスカウスキーがFGを成功させて決着。ブレイディーは35回中24回のパスを通して340ヤードと1TDを記録し、昨季の開幕戦で敗れた(27―42)相手をなぎ倒した。

 チーフスは昨季同様に6戦目で初黒星。マホームズは36回中23回のパス成功で352ヤードと4TDを稼いで最後まで粘ったが、前半では2つのインターセプトを喫するなどミスも目立った。

 <その他の結果>

シーホークス(3勝3敗)27―3*レイダース

*テキサンズ(3勝3敗)20―13ビルズ

*レッドスキンズ(3勝2敗)23―17パンサーズ(3勝2敗)

*バイキングス(3勝2敗1分け)27―17カージナルス(1勝5敗)

スティーラーズ(3勝2敗1分け)28―21*ベンガルズ(4勝2敗)

*ファルコンズ(2勝4敗)34―29バッカニアーズ(2勝3敗)

*ジェッツ(3勝3敗)42―34コルツ(1勝5敗)

*ドルフィンズ(4勝2敗)31―28(延長)ベアーズ(3勝2敗)

*カウボーイズ(3勝3敗)40―7ジャガーズ(3勝3敗)

レイブンズ(4勝2敗)21―0*タイタンズ(3勝3敗)

 *はホームチーム

続きを表示

この記事のフォト

2018年10月15日のニュース