91年ぶりのアマVを目指す桂川 黄金世代と同期 憧れはあのメジャーリーガー

[ 2018年10月12日 21:10 ]

男子ゴルフツアー 日本オープン ( 2018年10月12日    横浜市 横浜CC=7257ヤード、パー71 )

<日本オープン2日目>18番、日没が近くなり投光器が設置される中、グリーンまでダッシュする桂川有人(撮影・沢田 明徳)
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 日本一を決める舞台で、日本ツアー初出場のアマチュアの桂川有人(20=日大2年)が、65の猛チャージを見せ単独首位に立った。1イーグルを含む6連続のバーディー以上をマークし、通算8アンダーまでスコアを伸ばした。1打差の2位に藤田寛之(49=葛城GC)ら4人が続いている。13年マスターズVのアダム・スコット(38=オーストラリア)は通算イーブンパーの39位に後退した。

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 桂川は1998年生まれ。女子プロゴルフ界で注目を集める畑岡や勝、新垣、三浦ら黄金世代と同学年だ。「同世代が頑張っていると、自分もできるのかなとか、もっとやらなきゃいけないという気持ちになります」と刺激を受けている様子だ。

 目標とするのは意外な人物。大会が出している桂川の資料には、米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平の名前が書かれている。「You Tubeを見ていて、大谷選手の人柄というか人間的に好きだなと思ったので。憧れています」と理由を明かす。

 中学卒業後、3年間フィリピンでゴルフ漬けの生活を送ったという異色の経歴の持ち主。1Wの平均飛距離は280〜290ヤードと飛ぶ方ではないが、アイアンショットで攻めるゴルフを持ち味にしている。

 「(今大会に)勝つと、シードをいただけるので、やっぱり優勝を目指してやっていきたいです」と1927年第1回大会の赤星六郎以来、91年ぶりのアマチュアVを目標に掲げていた

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