“賞金シード崖っ縁男”藤田が首位!師匠芹沢の助言で復調兆し

[ 2018年10月12日 05:30 ]

男子ゴルフツアー・日本オープン   第1日 ( 2018年10月11日    横浜CC=7257ヤード、パー71 )

17番、第2打を放つ藤田寛之(撮影・沢田 明徳)
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 ツアー通算18勝の藤田寛之(49=葛城GC)が、6連続を含む8バーディー、1ボギーの64で回り首位発進した。今季は賞金ランク67位と低迷しているが、師匠の芹沢信雄(58)のアドバイスで復調のきっかけをつかんだ。宋永漢(ソンヨンハン)(27=韓国)らが首位に並ぶ。13年マスターズVのアダム・スコット(38=オーストラリア)は3打差の11位。石川遼(27=CASIO)は70で44位と出遅れた。

 まだ枯れるのは早い。来年にはシニア入りの50歳となる藤田が、国内最高峰の舞台で、マスターズ覇者のスコットらを抑えトップスタートを切った。

 「スコアで言うと120点。まさか7アンダーで回れるとは想像もしていませんでした」。圧巻のラッシュは4番。1・2メートルのバーディーパットから始まった。6番でチップイン、8番で4メートル、9番では1・5メートルに寄せ記録の残る99年以降では大会最多となる6連続バーディーを奪った。

 今季はショットが不振で97年から続けてきた賞金シードが危ぶまれる状況だった。ピンチを救ってくれたのが師匠の芹沢だった。「(前々週の)東海クラシックの時に見てもらって、しつこいくらいどうすればいいか聞きました。それから左に出る球が減って、手応えを感じるようになりました」と感謝する。悩みを打ち明けられた芹沢によれば、不振の原因は飛距離を出そうとし過ぎてスイングを乱したことだった。「知らず知らずのうちに軌道がアッパーになりドローしか出なくなっていた。それでフェードを打つにはこうしなきゃいけないという話をした」と芹沢。その効果は東海クラシックで今季最高の8位とすぐに表れた。

 今週このまま逃げ切れば、史上6人目の生涯獲得賞金15億円突破となる。さらに63年に戸田藤一郎が記録した48歳9カ月の大会最年長Vも更新することになる。だが「まだ自分のゴルフに半信半疑。優勝なんて考えられない。そういうことよりもまずシードを考えないと」と控えめ。40代になってから12勝を挙げ、12年には賞金王にも輝いた。大きく花開いた遅咲きの男は決して欲張らない。 

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