王者イーグルスが敵地でジャイアンツに快勝 QBウェンツ3TD 勝率5割に復帰

[ 2018年10月12日 13:05 ]

試合後に握手を交わすイーグルスのウェンツ(左)とジャイアンズとマニング(AP)
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 NFLは11日、ニュージャージー州イーストラザフォードで第6週の1試合を行い、昨季のスーパーボウルを制したイーグルスが34―13(前半24―6)で地元のジャイアンツを退けて3試合ぶりに白星。今季成績を3勝3敗として、暫定的ながらNFC東地区でレッドスキンズ(2勝2敗)と並んで首位に立った。

 膝の故障から復帰して4戦目を迎えたQBカーソン・ウェンツ(25)は36回中26回のパスを通して278ヤードと3TDをマーク。パス成功率72・2%は今季の自己ベストとなった。

 イーグルスは主力RBのジェイ・アジャイ(25)が膝のじん帯断裂で今季の出場が絶望となり、ベテランRBのダーレン・スプロールズ(35)は太腿を痛めて戦列を離脱。しかし3季目のウェンデル・スモールウッド(24)が18回のキャリーで51ヤード、2季目のコーリー・クレメント(23)が11回で43ヤード(1TD)を稼ぎ、ベテラン陣の穴を埋めた。

 チーム再建中のジャイアンツは3連敗で1勝5敗。弱体化しているオフェンスラインがQBイーライ・マニング(37)を守り切れず、随所でイーグルスの守備陣に圧力をかけられた。

 2008年と12年のスーパーボウルでMVPとなっているマニングは43回のパスを投げて成功は24回(281ヤード)。成功率55・8%は今季のワーストで、21点差の敗戦も今季最大となった。

 ドラフト全体2番目に指名されたペン州立大出身のRBセイクオン・バークリー(21)は13回のキャリーで自己最多の130ヤード(1TD)を獲得。レシーブでも9回で99ヤードを稼ぐなど非凡なところを見せたが、最後まで勝機は見いだせなかった。

 なおイーグルスは次週(22日)にパンサーズ3勝1敗)と対戦。ジャイアンツはファルコンズ(23日=1勝4敗)と顔を合わせる。

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