“会話が途切れない”杉本・古川組が東京五輪新種目・混合の初代王者に

[ 2018年8月27日 18:39 ]

混合リカーブで金メダルを獲得した杉本(左)と古川(共同)
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 ジャカルタアジア大会のアーチェリー・リカーブ混合決勝が27日にあり、12年ロンドン五輪個人銀メダルの古川高晴(34=近大職)と杉本智美(23=ミキハウス)組で出ている日本が北朝鮮に6―0で勝ち、この種目の初代王者に輝いた。

 第2ゲームは揃って2射ともに10点をマークするなど、実力差を見せつけた。5月のW杯トルコ大会を制している実力ペア。好成績の要因は試合中のムードの良さにあるという。古川によると「(杉本は)信頼できる。試合中でも会話が途切れない。チームのことを話したり、きっとあの選手は外してくるとか、そんな話をしています」と、話題が絶えない様子。84年と94年生まれ。10歳離れているとは思えないほど、ウマが合っている。

 杉本は「アジア大会で初めてミックス(混合)が生まれて、そこでメダルが取れた。海外で戦えることが証明ができた。2020年につなげられたら」と正式種目入りする2020年東京五輪に目を向けた。予選ラウンドの成績によって大会ごとに組むペアが決まる。毎回この2人で戦うわけではないとはいえ、日本にとって大きな収穫になった。

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