隆の勝 新入幕に「めちゃくちゃうれしい」 なぜか小声で目標「三役目指して」

[ 2018年8月27日 14:59 ]

番付を手に笑顔を見せる隆の勝(左)と千賀ノ浦親方(撮影・西尾 大助)
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 大相撲秋場所(9月9日初日・両国国技館)の新番付で東前頭14枚目となり、新入幕を果たした隆の勝(23=千賀ノ浦部屋)が27日、両国国技館で会見した。東十両4枚目だった7月の名古屋場所は十両で13勝の好成績を収め、昇進を確実にしていた。

 刷り上がったばかりの番付を手に「うれしいです。一番上に名前がある。名前の大きさも変わって、めちゃくちゃうれしい」と笑顔。秋場所(9月9日初日、両国国技館)へ「自信はありますし思い切りやりたい。三賞をとれるように一生懸命稽古します。押し相撲を磨いて力強い、前に出る相撲をとっていきたい」と抱負を述べた。

 新入幕のチャンスがあった5月の夏場所では、西十両3枚目で7勝8敗と負け越し。それが薬になった。反省を生かした経緯を、「意味のある、いい負け越しだった。土俵際に逆転(負け)が多く、前に落ちないように下半身を強化した」と振り返った。

 師匠の千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)は「体のバランスがよくて、やったら強くなると思っていた。出稽古に連れていって、いろんな師匠からアドバイスをもらった」と他の部屋の親方衆に感謝した。

 これらからの目標については、小さな声で「三役を目指してやりたい」。一方で、近い世代で先に幕内に上がった阿武咲らには「負けていられないと思います」と、言葉に力が入った。

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2018年8月27日のニュース