“ジャンボ”ルーキー原 自己最高3位!師匠の助言が奏功

[ 2018年8月27日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ニトリ・レディース最終日 ( 2018年8月26日    北海道・小樽CC )

<ニトリレディース最終日>17番、原英莉花(右)はキャディーの尾崎智春とグリーンのラインを確かめる(撮影・西川祐介)
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 ジャンボ軍団期待の大型ルーキー、原英莉花(19=フリー)が2バーディー、1ボギーの71で回り通算3アンダー、285で自己最高の3位に入った。大会前には師匠の尾崎将司(71)にウエッジのロフト角を修正してもらい、好成績につなげた。首位から出たアン・ソンジュ(30=韓国)が70とスコアを伸ばし、通算7アンダーで今季4勝目。通算27勝目を挙げた。

 最終18番。1メートルのバーディーパットを外し2位は逃した。原英は「悔しーい」と前かがみになったが、「でも神様の(試練の)プレゼントと思って次につなげたい。このコースで結果を出せて自信になります。楽しくいいプレーができた」と前向きに振り返った。

 前週のCATレディースでは4位発進から36位に終わり、悔しさから師匠の尾崎将を訪ねた。すると、直々にウエッジのロフト角を52度から50度に手直しされ、110ヤードも飛ぶようになった。アプローチなどがさえて難コースで自己最高の3位。キャディーを務めた師匠の長男・智春氏は「久しぶりにバッグを担いだが、パットが成長しているよ。先が楽しみだね」と太鼓判を押した。

 ルーキーながらティーショットの飛距離は約254ヤードでツアー4位。平均バーディー数は同トップの3.8192と1メートル73の長身を生かすダイナミックなプレーは将来性十分。「調子も上がっているので1位を目指して頑張りたい」。厳しい師匠から初めてお褒めの言葉をいただく日は近づいている。

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