【丸山茂樹 メジャー基準】予選落ちの松山 18番第2打のOB悔やまれる

[ 2018年7月22日 07:30 ]

米男子ゴルフツアー・第147回全英オープン第2日 ( 2018年7月20日    スコットランド カーヌスティ・リンクス=7402ヤード、パー71 )

ホールアウトしてウッズと共に握手をかわす松山(撮影・白鳥 佳樹)
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 予選を通過した日本選手4人は難しいコースでいいプレーを見せてくれた。ただ、宮里と池田は最終18番が非常にもったいなかった。僕が気になったのは、フェアウエーから狙いにいったアイアンショット。18番のピンの位置は、アグレッシブに狙うようなところではなかった。アドレスの時から危ないなと思ったが、結果的に入れてはいけないバンカーにつかまりスコアを落としてしまった。

 それまでの流れが良かっただけに、最後に勝負を懸けたいという気持ちは分かる。だけど、客観的に見てあそこは勝負に出る場面ではない。もう少し注意深さがあればと感じた。しかし、こういう経験を重ねることは無駄ではない。それを次に生かしていけばいいのだから。

 松山は、残念ながら1打届かなかった。18番のラフからの第2打を左に引っ掛けてOBにしたのが悔やまれる。それほど難しいショットではなかったので、彼自身も予期していないミスだったと思う。初日の14番でティーショットを打った後に変わるきっかけをつかんだと言っていたように、この日も14番でイーグル、16番でバーディーと流れが来ている感じだった。

 ただ、それほど悪くはないのに結果が出ない悪循環に陥ることはどんなプレーヤーにもある。今はそういう時期だと割り切って前に進んだ方がいい。 (プロゴルファー)

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2018年7月22日のニュース