初優勝の御嶽海“有終の美”ならずも 豊山との大熱戦に館内大興奮

[ 2018年7月22日 17:26 ]

大相撲名古屋場所 ( 2018年7月22日    ドルフィンズアリーナ )

<大相撲千秋楽>御嶽海はインタンビューで館内の拍手に手をあげ応える(撮影・岩崎 哲也)
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 大相撲名古屋場所は22日、名古屋・ドルフィンズアリーナで千秋楽を迎え、14日目に初優勝を決めた西関脇・御嶽海は豊山に掛け投げで敗れ、記念の場所を白星で締めくくることはできなかった。

 3横綱1大関が休場した場所で安定感のある相撲を取り続けた御嶽海。立ち合いから豊山を押し込みながらも土俵際で投げられ、逆転で敗れた。13勝2敗とし有終の美は飾れなかったが、それでも激しい攻防を繰り広げた両力士の気持ちの入った取組に、館内は歓声と拍手に包まれた。

 9勝5敗とカド番を脱出した大関同士の取り組みとなった結びの一番は。豪栄道が高安を下して白星を2桁に乗せた。

 三賞は、御嶽海が3度目の殊勲賞と2度目の技能賞。先場所の栃ノ心に続いて、三賞ダブル受賞となった。また、突き、押し相撲で2桁勝利を挙げた西前頭9枚目の豊山は敢闘賞で初の三賞受賞。スケールの大きな四つ相撲で2桁勝利をマークした西前頭13枚目の朝乃山は昨年秋場所以来2度目の敢闘賞を獲得した。

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