御嶽海 重圧を力に変え初V「なかなかできない経験を楽しもうと」

[ 2018年7月22日 17:56 ]

大相撲名古屋場所 ( 2018年7月22日    ドルフィンズアリーナ )

<大相撲千秋楽>優勝インタビューで感極まる御嶽海(撮影・岩崎 哲也)
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 大相撲名古屋場所は22日、名古屋・ドルフィンズアリーナで千秋楽を迎え、14日目に初優勝を決めた西関脇・御嶽海は豊山に掛け投げで敗れ、記念の場所を白星で締めくくることはできなかった。それでも、優勝インタビューでは「ありがとうございまーす!」と力強く第一声。館内には割れんばかりの拍手と歓声が響いた。

 多くの期待と声援を受けての15日間。「めちゃくちゃ重かったです」と振り返りながら「こんなに声援を受けるとか思わなかったので、めちゃくちゃうれしいです」と笑顔。優勝への重圧もあったというが「なかなかできる経験ではないので、これを楽しもうと思った」とプレッシャーを力に変えた。

 初めての優勝インタビューに「めちゃめちゃ最高なんですけど、こんなに大勢の前でしゃべったことがないので。帰ってから記憶がないのでは」と初々しさものぞかせた御嶽海。千秋楽を白星で飾れず「まだ力不足で最後の最後に押し出すことができなかった。稽古のし直しかと思います」と浮かれる様子はなかった。秋場所では初の大関獲りに挑む。「(来場所のことは)考えずにしっかり稽古を積んで、上を目指したい」と、さらなる努力を誓っていた。

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