山本 ライバルに“男気”、強行出場で2位 パラ陸上走り幅跳び

[ 2018年7月9日 05:30 ]

男子走り幅跳び(T63)で2位の山本
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 陸上のジャパンパラ大会最終日は8日、前橋市の正田醤油スタジアム群馬で行われ、男子走り幅跳び(切断などT63)には16年リオ・パラリンピック銀メダルの山本篤(36=新日本住設)が左肩の故障を押して強行出場。リオ金メダルのポポフ(ドイツ)を6メートル41で抑えて2位に入ると「楽しく跳べた」と充実感を漂わせた。

 先月、左肩を脱臼した影響で前日の100メートルは棄権。ただ、05年から国際試合で競い合ってきたポポフが残り2戦で引退を表明しており居ても立ってもいられなくなった。一時は宿もキャンセルしたが「(ポポフが)僕と勝負するのはラストになってしまう」と出場を決意。男気を見せ、ライバルの日本最終戦に花を添えた。

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