璃花子“気分転換”V 専門外200個人メドレーで2秒以上圧倒

[ 2018年7月9日 05:30 ]

競泳 東京都選手権最終日 ( 2018年7月8日    辰巳国際水泳場 )

女子200メートル個人メドレーで優勝し笑顔で表彰式に向かう池江璃花子(左)
Photo By 共同

 8月のパンパシフィック選手権(辰巳)とアジア大会(ジャカルタ)の日本代表が出場し、女子200メートル個人メドレーでは池江璃花子(18=ルネサンス)が2分10秒06で優勝した。女子200メートル平泳ぎは渡部香生子(22=早大)が2分24秒58で制した。

 今季の池江はどのレースも楽しげに泳ぐ。気分転換も兼ねて専門外の200メートル個人メドレーにエントリー。自身の持つ高校記録更新を狙い、最初のバタフライから果敢に攻め、この種目を専門とするリオ五輪代表の寺村に2秒以上の差をつけて圧勝。だが、自己記録には0秒08届かなかった。「最後のフリーがきつかった分、タイムは出てもおかしくないと思っていた。8秒台を出したかったので悔しい」。笑みを浮かべながら悔しがる表情からも心の余裕が伝わってくる。

 今年に入り計11度日本記録を更新する好調ぶりは維持している。夏の国際大会へ向けて「昨年は不安で練習に気持ちが入らなかったけれど、今年は結果も出て充実している」と着実に調整が進んでいる。

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2018年7月9日のニュース