カド番大関明暗 高安は土俵際クルリ、豪栄道すっぽ抜けまさか

[ 2018年7月9日 05:30 ]

大相撲名古屋場所初日 ( 2018年7月8日    ドルフィンズアリーナ )

高安(左)は突き落としで琴奨菊を破る(撮影・奥 調)
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 カド番の両大関が明暗を分けた。昨年の九州場所以来、自身2度目のカド番を迎えた高安は土俵際に追い込まれながらも、詰めに来た琴奨菊に対して足を浮かしてくるりと反転。最大のピンチをしのいでの白星に「本来の相撲ではないが、気持ちは前向きになりました」と安どした。先場所は場所前の稽古で左肩を負傷して全休。調整を不安視する声もあったが「明日また堂々と」と前を向いた。

 一方で昨年秋場所以来、自身7度目のカド番となった豪栄道は手痛い黒星を喫した。立ち合いで正代にぶち当たり優位に立ったが、抱えた右腕が「すっぽ抜けた」と土俵際で形勢逆転。相手に背中を向けてしまい、なす術(すべ)なく送り出された。

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