スノボ平野歩夢の弟・海祝は6位入賞「東京五輪目指す」、スケボ日本選手権

[ 2018年5月20日 19:46 ]

スケートボード日本選手権で6位入賞した平野海祝
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 スケートボードの日本選手権は20日、新潟県妙高市のJWSCバタフライボウルでパークが行われた。予選上位8人による決勝は3回の演技の最高点で争い、男子は笹岡建介(19)が76・67点で優勝。池田大亮(17)が73・67点で2位、スノーボードの平野歩夢の弟・海祝(かいしゅう、15)は55・00点で6位だった。

 「いいランはできなかったが納得のいく結果。これが実力と分かった」。予選を6位で通過して迎えた決勝。平野は3回ともノーミスの滑りができずに予選の得点を上回ることができなかった。それでも今大会は結果は二の次。「一番の目的は経験。みんながどんな滑りをしてくるのか。自分がどのくらいの滑りなのか」と語り、「技の完成度が低かった。次の大会に向けて練習できる」と課題を感じ取れたことが収穫だった。

 兄と同じようにスノーボードの練習の一環で小学1年生からスケートボードを始めた。「でもほとんどはスノーボード」と練習の割合は7対3程度だという。それが五輪での採用が決まってから「東京五輪を目指す」と“競技”としても真剣に向き合い始めた。「最終的には日本で1位を獲って海外で通用する滑りをしたい。スノーボードでもXゲームや五輪、海外で活躍する選手を目指したい」と抱く夢は大きい。

 五輪メダリストの兄は「身近すぎてスノーボードでは難しさが全部伝わってくる。それをちゃんと吸収していきたい」とアスリートとしてはいいお手本。その一方で「スケートボードでもスノーボードでも負けたくない」と対抗心も燃やしていた。

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